カシミヤの毛玉の予防法
カシミヤ製品を使用していて、毛玉ができてしまうこともあります。
せっかくのカシミヤでも、毛玉ができてしまったら魅力も半減してしまいますよね。
そこで、毛玉をつきにくくする予防についてご紹介していきます。
カシミヤの毛玉の予防法は?
通常の羊毛の直径が20〜25マイクロンほどに対して、カシミヤ繊維の直径は平均15マイクロン前後と言われています。
カシミヤ繊維はとても細いので、しなやかでなめらかな肌触りになるのです。
着用したときに生地の表面がこすれ、繊維の端が毛羽立ち、絡まりあって丸まったのが毛玉となります。
ですので、カシミヤだからといって毛玉ができにくいというのはありません。
ポイント★摩擦を減らす
カシミヤ製品を着用することは、摩擦をなくすことはできませんが、減らすことはできます。
上着として着用しているときは、自分の腕などの摩擦が多いですが、車などのウールのシートで背中が擦れて毛玉になってしまったり、シートベルトが当たる部分も摩擦によって毛玉となってしまうのです。
セーターの上に重ね着したときの上着によって、毛玉になることもあります。
裏地のないツイードなどの上着は、厳禁です。
他にも帆布製品などのカバンで擦れて、カバンが当たった部分が毛玉になってしまったり、汗をかきやすいワキも毛玉ができやすくなります。
ポイント★ブラッシングをする
カシミヤは、異物や静電気によって繊維同士がくっついて毛玉となってしまいます。
ですので、使用後はその毛の流れを、ブラッシングで整えるだけで毛玉の元を解消することができるのです。
手入れブラシもさまざまな種類がありますが、カシミヤ専用と記載されているもの、あるいは豚毛よりも柔らかい馬毛を使用したブラシを選びましょう。
ブラッシングをするときは、慌てずゆっくりとやるのが重要!
柔らかいブラシを使用しても、強く擦ってしまうのは絶対NGです。
ポイント★高温多湿は避ける
ジャンパーなどの上着の内側にカシミヤ製品を着ていて、車の運転をしていてシートベルトで押さえられた部分が毛玉となってしまったり、ウィンドブレーカーの中に着用していて運動をしたら毛玉になってしまったなどのケースもあります。
蒸れて圧迫されて擦れても毛玉になってしまうので、蒸れには注意です。
また、保管をする際、熱と湿気が多いとキューティクルが開いて毛玉の原因となってしまいます。
高温多湿になりそうな場所は避けて、風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
ポイント★連続の着用を避ける
気を遣っていても、摩擦は避けられません。
激しい作業での着用や何日も連続での着用は禁物です。
1日着用したら2日ぐらいは休ませてあげてください。
この連日使用を避けるだけでも、毛玉のリスクを減らすことができます。
カシミヤの毛玉の予防まとめ
カシミヤ繊維は、摩擦などによって毛玉となってしまいます。
どんなに気をつけても毛玉は避けられません。
しかし、摩擦の度合いなどを抑えたり、ケアをしてあげることで毛玉を予防することができます。
予防をして、ぜひカシミヤ製品を綺麗に愛用してください。